足場鳶について
- 中野 正盛
- 3月22日
- 読了時間: 2分
街中で目にする工事現場、鉄骨を組んだり躯体を作ったり職人さん達が働くための拠り所となる足場を組むのが足場鳶。「足場屋さん」と皆さんに呼ばれています。歴史を振り返ると日本では飛鳥時代からあるといわれます。建物の骨組みを組み上げる「上棟式」という祭祀において、梁から梁へ文字通り「飛んだ」ことが語源とされています。
鳶は高所での作業や解体にも長けていたことから、火消しを担うこともありました。江戸時代では、「火事と喧嘩は江戸の華」と巷で呼ばれ、人々に注目される華やかな存在だったのです。
現在では「鳶」とは建設現場において「高所作業での作業を専門とする職人」のことを意味し、そのスピリットと技術は今にも受け継がれています。他に重量鳶、鉄骨鳶、橋梁鳶、送電鳶などがあり、やはり高所での作業がほとんどになります。
では、足場鳶とは?
住宅やマンションなど様々な工事現場で使われる足場を組むお仕事です。足場によって作業のしやすさが変わるので、足場の良し悪しが工事に大きな影響を与えます。足場を組むという仕事はシンプルなように思えて、実は奥深いもの。構造物の特徴や立地によって、適した足場材や組み方を考えなければならない。建物を建てる前に鳶、完成したら足場を解体して終わり。よって「現場は鳶に始まり、鳶に終わる」と評されています。
そんな危険なお仕事でも女性のお仕事はあります。特に足場屋さんのお仕事で重要なお仕事が(玉掛け作業)です。最近ではこの玉掛け作業は特に花形であり、どこにいっても引っ張りだこです。弊社ではこの玉掛作業に特化した会社でありますので、絶対無事故を根本とした職人集団です。
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